
結婚相談所では、お見合いをした後にお互いに「もっと相手のことが知りたい」と思ったときに初デートというステップに移行します。
初デートは、結婚に向けての重要な判断材料になることも多い段階です。初デートにこぎつければ、大きな第一歩ともいえるでしょう。
ここでは、重要な初デートを成功させるための秘訣を紹介しましょう。

なぜ初デートが重要なのか

結婚相談所における初デートは、今後の交際・成婚を左右する非常に重要なステップです。なぜ初デートが重要なのか3つご紹介します。
第一印象が交際継続の判断材料になるから
初デートでは、プロフィールや写真だけでは分からない、相手の話し方や表情、雰囲気、マナーなどが実際に会うことで明らかになります。
特に結婚を前提とした出会いであるため、「この人と将来を考えられるか」「もっと知りたいと思えるか」といった直感的な印象が、今後の交際を続けるかどうかの判断に直結します。
第一印象で「合わない」と感じてしまうと、次のデートにつながらないケースも多いため、身だしなみや会話の姿勢、相手への配慮などに注意を払うことが大切です。
逆に、好印象を与えられれば、その後の交際もスムーズに進展する可能性が高まります。初デートは、交際のスタートラインであり、将来に向けた第一歩でもあるのです。
相性や価値観のすり合わせの最初の場だから
プロフィール上では共通点が多く見えても、初デートで実際に会って会話を交わすことで、お互いの考え方や雰囲気、話し方、テンポなど、細かな相性が見えてきます。
特に結婚を前提とした出会いでは、「食事の好み」「休日の過ごし方」「家族観」など、日常に直結する価値観の一致やズレを感じ取ることが、今後の交際において非常に重要です。
初デートでは、無理に深い話をする必要はありませんが、自然な会話の中でお互いの人柄やライフスタイルへの理解が深まります。
こうしたやり取りを通じて、「この人とは自然に一緒にいられそう」と感じられるかどうかが、真剣交際へ進むための第一歩となります。初デートは、単なるお見合い後の食事ではなく、将来を見据えた相性確認の場と考えましょう。
今後のデートへの期待感を生むかどうかの分かれ目になるから
初デートはお互いにとって初対面となり「この人ともっと話したい」「次も会いたい」と思えるかどうかが、交際の継続に大きく影響します。
楽しく会話ができたり、自然体でいられたりすることで、相手に対する安心感や好印象が生まれ、次のデートへの意欲や関心が高まります。
一方で、会話が盛り上がらなかったり、居心地の悪さを感じると、その時点で交際を終了する決断をされる可能性もあります。
結婚を前提とした出会いだからこそ、初デートの印象が「この人と将来を考えたいかどうか」を左右します。短時間でも心地よい時間を共有できれば、今後の関係が前向きに発展するきっかけになるため、初デートは非常に重要な意味を持つのです。
好印象を持ってもらう初デートの誘い方

結婚相談所での仮交際では、初デートへの誘い方も「好印象を持ってもらえるかどうか」の大切なポイントになります。
丁寧さ・誠実さ・配慮を意識した誘い方が信頼につながります。以下、好印象を与える初デートの誘い方を5つご紹介します。
デートの日程は複数の候補を提示する
結婚相談所で好印象を持ってもらう初デートの誘い方として、日程を複数提示することは非常に有効です。いくつかの候補を出すことで、相手が選びやすくなり、配慮や思いやりが伝わります。
日程を一方的に指定するよりも柔軟な印象を与えられ、誠実さやマナーの良さを感じてもらえるポイントです。また、相手の予定を尊重する姿勢は信頼感にもつながります。交際初期だからこそ丁寧な対応が重要です。
たとえば
「お話ししてみたいなと思い、ご都合がよければお茶でもいかがでしょうか?
来週ですと、7日(日)または9日(火)の午後が空いていますが、ご都合いかがでしょうか?」
お相手の行動範囲に配慮した場所選び
結婚相談所での初デートでは、相手の行動範囲に配慮した場所選びが好印象につながります。「ご自宅から通いやすいエリアはありますか?」と一言添えることで、思いやりや気遣いが伝わります。
無理のない場所を提案することで、相手もリラックスして会いやすくなり、信頼感が生まれやすくなります。
特に初対面では移動の負担がストレスになることもあるため、相手の都合を考えた場所選びは、誠実な印象を与える大きなポイントです。
たとえば
「もしよければ、今度お会いしてお話ししませんか?
○○駅の周辺など、ご都合の良いエリアがあればそちらに合わせますので、お気軽に教えてくださいね。」
目的を明確にして安心感を与える
結婚相談所で初デートに誘う際は、目的を明確に伝えることで相手に安心感を与えることができます。
デートの意図をはっきりさせることで、誠実さが伝わります。曖昧な誘い方だと不安を与えてしまうこともあるため、軽めの内容で目的を具体的に伝えることが大切です。
真剣な姿勢と丁寧な気持ちが伝わることで、相手も前向きな気持ちになりやすくなります。
たとえば
「メッセージだけでなく、ぜひ直接お話してみたいなと思っていました。
よければ、1時間くらいお茶でもどうですか?お気軽にご検討ください。」
相手の興味や好みに合わせた提案をする
事前の会話やプロフィールから趣味や好きな食べ物をリサーチし、「○○がお好きと聞いたので、よければ一緒に行きませんか?」と具体的に伝えるのがポイントです。
相手の希望や都合も考慮し、「ご都合の良い日があれば教えてください」と柔らかく聞くと、配慮が伝わります。自然体で誠実な誘い方を心がけましょう。
たとえば
「以前、カフェ巡りがお好きとおっしゃっていましたよね。
○○駅近くに雰囲気の良いカフェがあるので、もしよろしければ一緒に行ってみませんか?」
丁寧な言葉づかいと感謝を忘れずに
結婚相談所で初デートに誘う際はまず「マッチングありがとうございます」と感謝を述べ、やり取りができることへの喜びを伝えましょう。
その上で「よろしければ一度お食事でもいかがでしょうか?」と控えめで丁寧な表現を心がけると好印象です。相手の都合を優先し、「ご都合の良い日がありましたら教えていただけますか?」と気遣う言葉を添えると、誠実さや思いやりが伝わります。
たとえば
「やりとりを重ねていく中で、ぜひ一度直接お話しできたらうれしいなと思っています。
ご都合のよいタイミングで構いませんので、お時間いただけそうでしたら教えてください。どうぞよろしくお願いいたします。」
初デートを成功に導く秘訣とは

初デートは、お見合いよりも「素」の自分をお相手にみてもらうためのチャンスです。とはいっても、できるだけ好感を持って受け入れたもらう努力も大切です。
清潔感のある服装と身だしなみ
人は第一印象で相手への好感度を大きく左右されるため、見た目への配慮は欠かせません。服装は派手すぎず、シンプルで上品なスタイルがおすすめです。
シワや汚れがないか事前にチェックし、清潔な状態を保ちましょう。また、髪型や爪、靴も意外と見られています。髪は整え、爪は短く清潔に、靴は磨かれているか確認することが大切です。
さらに、香りも重要なポイントです。香水は控えめにし、爽やかな印象を心がけると好印象につながります。
清潔感は、相手への思いやりや誠実さの表れでもあります。見た目の準備を整えることで、自信を持ってデートに臨むことができ、良いスタートを切ることができるでしょう。
笑顔とアイコンタクト
初デートではお互いに緊張しがちですが、自然な笑顔は相手に安心感や親しみを与え、会話をスムーズに進める手助けになります。
無表情や硬い表情では相手も構えてしまうため、口角を少し上げるだけでも柔らかい印象になります。
また、適度なアイコンタクトも重要です。目を合わせることで、相手に「きちんと話を聞いてくれている」「興味を持ってくれている」と感じてもらえます。
ただし、じっと見つめすぎると威圧感を与えるので、時折目線を外すなど自然なバランスを心がけましょう。
笑顔とアイコンタクトは、言葉以上に相手への好意や誠実さを伝えることができる大きな武器です。リラックスして、楽しい雰囲気づくりを意識することが成功への鍵となります。
相手に興味を持ち、聞き上手になる
初デートで自分のことを知ってもらいたい気持ちは自然ですが、一方的に話しすぎると相手は疲れてしまいます。
まずは相手の話にしっかり耳を傾け、相づちや共感の言葉を添えることで「自分に関心を持ってくれている」と感じてもらえます。
また、相手の話から興味を広げ、「それはどうして好きになったんですか?」といった質問を重ねると、会話が弾みやすくなります。聞き上手になることで、相手は居心地の良さを感じ、もっと一緒にいたいと思ってくれるはずです。
相手を尊重し、受け止める姿勢が信頼関係を築く第一歩となり、次のデートにもつながりやすくなります。自分の話は控えめにしつつ、笑顔で楽しそうに聞くことを意識しましょう。
お会計は男性がするとスマート
初回のデートに限らず、デート代は男性が支払うのがスマートです。女性から「割り勘で」といわれても「では次のデート代はお願いしますね。」とかわしましょう。
女性は、男性の経済力もしっかりチェックしています。「ケチ」と思われたら、初デートは失敗です。
女性がトイレなどで席を立ったタイミングでお会計をしておくとよりスマートな印象を持たれるでしょう。
マナーや礼儀を大切にする
どれほど会話が弾んでも、態度や行動に配慮が欠けていると相手に不快感を与えてしまいます。
まず、挨拶やお礼の言葉を丁寧に伝えることは基本です。「今日はありがとうございます」「お会いできて嬉しいです」といった一言が好印象を与えます。
また、食事の場では店員への態度や食事マナーも見られていますので、落ち着いて丁寧に振る舞いましょう。相手の話を遮らず、適度に相づちを打ちながら聞く姿勢も大切です。
さらに、待ち合わせ時間を守る、スマホをいじりすぎないといった当たり前の行動も信頼につながります。
マナーや礼儀を大切にすることは、相手への敬意や誠実さの表れです。大人としての品格を持って接することが、良い関係を築く第一歩となります。
次につながる言葉を伝える
どんなに楽しい時間を過ごしても、何も言わずに解散してしまうと「脈がないのかな」と相手が不安になることがあります。
デートの終わりには、「今日はとても楽しかったです、またぜひお会いしたいです」といった前向きな言葉を添えましょう。お礼とともに素直な気持ちを伝えることで、相手も安心し、次回に向けての期待が高まります。
また、具体的に「次は〇〇に行ってみませんか?」と提案するのも効果的です。帰宅後にもLINEやメールで「今日はありがとうございました」とフォローすると、好印象がより強く残ります。
次につながる言葉は、良いご縁を育むための大切な一歩です。素直で誠実な気持ちを忘れずに伝えることを心がけましょう。
初デートを断られてしまったら

結婚相談所の初デートは「仮交際」という段階です。仮交際は「お試し」であるため、複数の人との同時交際が認められています。
つまり、お見合いで「もう一度会いたい」と思った人は自分1人だけではないということ。
実際に、初デートから真剣交際へと進展できなかった割合は7割以上ともいわれています。
理由を前向きに受け止める
結婚相談所で初デートを断られると落ち込んでしまうこともありますが、その理由を前向きに受け止めることが大切です。
断られる理由は人それぞれで、必ずしも自分に非があるわけではありません。相性やタイミング、相手の気持ちの変化など、自分ではどうにもならない要素も多く含まれています。
もし改善できる点があるなら、自分を振り返る良い機会だと捉えましょう。服装や言葉づかい、態度など、小さな見直しが次の出会いに活かせるかもしれません。
一方で、相性が合わなかっただけなら、深く悩みすぎず、次のご縁を大切にすることも必要です。婚活はご縁の積み重ねです。失敗を経験に変え、前向きな気持ちで行動を続けることが、理想のパートナーとの出会いにつながります。
自分を責めず、成長の一歩と捉えましょう。
気持ちを切り替えて次に進む
結婚相談所で初デートを断られた後、気持ちを切り替えて次に進むことが大切です。
婚活では、すべての出会いが必ずしも上手くいくわけではありません。断られたことを引きずってしまうと、次のチャンスを逃すことになりかねません。
まず、気持ちをリセットし、過去の出来事にこだわらず前を向くことが重要です。断られた理由がわからなくても、それを自分の成長の糧とし、次の出会いに活かす意識を持ちましょう。
次に進むためには、自分の気持ちを整理することも大切です。無理に感情を抑え込むのではなく、友人や家族に話して気持ちを共有することで、心が軽くなることもあります。
そして、新しい出会いに目を向け、自分に合った相手とのご縁を大切にするよう心がけましょう。婚活は長期戦ですので、焦らず、少しずつ自分にぴったりな相手を見つける過程を楽しんでいくことが重要です。
気持ちを切り替え、前向きに行動することで、理想のパートナーに出会うチャンスが広がります。
結婚相談所の担当コーディネーターに相談する
結婚相談所で初デートを断られた場合、相談所の担当者に相談することは非常に有益です。担当者は婚活のプロであり、あなたのアプローチや印象について客観的なアドバイスをくれるため、自分だけでは気づけなかった改善点を指摘してもらえます。
たとえば、会話の進め方、態度、服装、またはプロフィールの内容に改善点があれば、それを踏まえて次のデートに活かすことができます。
担当者との相談を通じて、自分に合った婚活の進め方を再確認できることもあります。婚活は一人で進めるのではなく、サポートを受けることが大切です。
断られた理由を聞くことで、何が原因だったのかを冷静に理解し、次のステップに向けて心の準備を整えることができます。
また、担当者は新しい提案をしてくれる場合もあり、異なるアプローチや他の相手を紹介してもらうことも可能です。
相談をすることで、ポジティブな気持ちを取り戻し、次回の出会いに自信を持って臨むことができるでしょう。
まとめ
初デートは、お互いのことをよく知って、相性を確認するために重要な第一歩といえます。
初デートを成功させるためには、服装や挨拶、マナーに気を遣って相手に好印象を持ってもらうことです。会話が楽しめるように、場所や会話の内容にも注意しましょう。
また、残念ながらお見合いから初デートに至らなかった場合でも、気持ちを切り替えて前向きに婚活することが大切です。
そのためには、結婚相談所の担当コーディネーターに相談するのが一番。プロの観点からいろいろなアドバイスがもらえ、次に活かすことができるからです。結婚相談所のコーディネーターと一緒にゴールインまでのさまざまなハードルを乗り越えていきましょう。